花の浮島 礼文町で花巡り


□ 花の浮島 礼文

 北緯45度27分に位置する礼文島は緯度が高いことから、本州では標高2,000メートル級、北海道でも1,600メートル級の高山帯に育つ様な花々が海岸付近でも容易に見ることが出来ます。花の探勝ルートも整備されています。花のシーズンは5月から8月にかけてですが花の盛りは6月中旬から7月上旬で礼文島の花巡りの旅では最もお勧めです。

□ 桃岩展望台と桃岩歩道

 島の南側を歩くコースで展望台から元地灯台までの約2,5キロメートルの遊歩道。比較的気軽に歩けるコースですが別名礼文フラワーロードとよばれる高山植物の宝庫として知られ海に浮かぶ利尻島をバックにさまざまな花が咲く。

□ 4時間コース

 スコトン岬を起点に鮑古丹を経てゴロタ山へ登りながらヨツバシオガマやエゾカワラナデシコなど堪能。ゴロタ山では礼文島北部を眺望した後しばらくアップダウンを繰り返して澄海岬基部を越え西上泊の集落を過ぎ浜中に向かうコース。途中に礼文レブンアツモリソウの自生地がある。

□ 8時間コース

 礼文島西海岸を南北に踏破するコースで歩き通しで8時間を要する。途中危険なところもあって装備は本格的な登山と同じと考えてください。コース前半は海岸と丘陵を交互に歩き後半は長い海岸歩きで体力気力ともに充実していなければ完全踏破は望めません。登山用のストックの使用は自然保護の面からは使用を控えた方が良いと思います。

□ 礼文島の花巡り

 礼文島は最北の沖の島でそこに咲く花の種類も数も多いが同じ花がシーズン通して咲いている訳ではない。従って礼文の本当の姿や美しさを知るには時間をかけてじっくりと見ることや歩くことが必要だ。長時間滞在したり、シーズンを変えて何度も訪れてみることが必要だが、めまぐるしく変わりゆく今の世の中ではそれも難しいが出来るだけ足を運んでほしい。

□ 礼文島高山植物園

 礼文町上泊にある緑が丘公園にある高山植物園に行ってみましょう。最先端のバイオテクノロジーを駆使して育てたレブンアツモリソウをはじめ、見本園では約50種、2万株の花が育てられ、様々な花を観賞できます。

□ レブンアツモリソウの自生地

 淡黄色の花をつけるレブンアツモリソウは礼文島の浜中海岸付近の極一部に限られ厳重に保護されいて生育地には立ち入ることは出来ませんが、花の咲く5月下旬から6月上旬だけは保護柵のゲートが開き約100メートルの遊歩道に沿って優雅な花を見ることが出来ます。

□ 礼文林道

 元地からウスユキソウの群生地、礼文滝入口を経て香深井に抜ける林道で全長約8キロ、およそ3時間のコースです。林道から礼文滝までは往復4キロ、およそ2時間のコースでスズランの群生地があります。海岸が穏やかな時は元地海岸から地蔵岩を経て礼文滝から礼文林道に抜けることも出来ます。条件に合わせ礼文島南部の自然を楽しんでください。


礼 文 島 花 巡 り の 前 に


 今、礼文島では多くの花たちが絶滅の瀬戸際に立っています。原因は地球規模の物から、開発による環境破壊、人間の立ち入った事が原因で起こった破壊と生態系の混乱等、いろいろありますが、自然環境の保護という視点から見たときに私たちにと何が出来るでしょうか。花の浮島、礼文が伝説にならないよう考えてみましょう。最良の選択は一切の立ち入りをしない事ですが、それでも一度は礼文島の花畑を歩いてみたいと思われるなら、礼文の自然を破壊しないための最低限の準備をしてから行きましょう。地球規模で起こっている事は別にして、人が立ち入った事や生態系の混乱を来すような事、植物を傷つけたりしない事など、自然に対して謙虚な気持ちを持って頂けたなら、礼文の自然は傷つかずに済むかもしれない、それが無理でも最小限に抑えられるとは思いませんか・・・・

礼文島に上陸する前に生態系破壊の原因を除くこと。
□持ち物に植物の種子などが付着してないこと。
□車、バイク、自転車は洗車。靴底も洗浄してね。
□植物の持ち込み禁止。ペットはお勧め出来ません。
礼文島に上陸したら自然を傷つけないように配慮してね。
□遊歩道から外れない事、草を絶対踏まないこと。
□国立公園は一切の持ち出し禁止。
□礼文島の粘土質が多く雨が続くと滑ります。
□長距離トレッキングの場合は登山の装備と同じです。
 コース途中にトイレは有りません。携帯トイレを準備してね。
□登山で使用するストックは使用を控えたい。
 カッパ、帽子、手袋、虫除けは必携です。
□植物の盗掘、持ち帰り禁止は常識の範囲内ですね。


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