標茶町の湿原を巡る旅


□ コッタロ湿原 第一展望台

 コッタロ湿原は国道391号線サルボ展望台の手前から左折しクチョロ原野塘路線を約7km程行った先にあります。展望台は全三カ所あり第一展望台が有名。塘路から第一展望台までは道幅は広いが途中未舗装もあり、自転車も通るので運転には注意のこと。第一展望台は公衆トイレが目印です。駐車場からトイレがある建物の裏側に続く急傾斜の階段を登ることおよそ15分ほどで展望台頂上に到着。そこからは釧路湿原の雰囲気とは少し違うコッタロ湿原を眼下に見渡せ、遠くは釧路市まで見える湿原の広さにも驚くでしよう。あとの2カ所は展望地で、道が少し広くなった場所に車を止めるだけです。コッタロ湿原はタンチョウの営巣地で、夏には運が良ければタンチョウのヒナが見れるかも、観察には双眼鏡が必須になります。

□ サルボ遊歩道

 SL冬の湿原号の撮影地として有名なサルボ遊歩道は、国道391号線塘路湖沿いの直線道路からカーブになった所に駐車場があります。ここから遊歩道をへてサルボ展望台(高さ約100m)とサルルン展望台(高さ約75m)の2ヵ所の展望台に行く事が出来ます。駐車場からサルボまで350m、サルルンまでは640mの距離になりますが二つの展望台への分岐点まで最初の110mの急階段は重たい撮影道具を担いではさすがに辛いかも。両方の展望台に行き周っても2km弱のコースです。

□ サルボ展望台

 サルボ展望台は国道391号線沿いの駐車場から遊歩道を歩いて約20分、最初は110mの急階段越えが待っています。丘の上にある高さ100mの展望台からは塘路湖をはじめ大小の湖をかこむように湿原の風景が広がっているのが見えます。冬は湖畔を走るSL冬の湿原号の撮影ポイントとして人気ですね。サルボ展望台の近くにあるマクントー三角点も湿原の展望には定評が有るが距離は倍以上歩くことになります。

□ サルルン展望台

 比較的新しい展望台で、木道の分岐点まではサルボ展望台までと同じアプローチになる。分岐点を左にアップダウンの続く尾根筋を道を530mほど行くと高さ約75mのサルルン展望台に出ます。サルルン沼を見下ろす丘の上に立つ木製の展望台で、塘路湖をはじめサルルン沼、ポントー、エオルト沼そして右手に広大な釧路湿原を望むことができます。この展望台は、SLの運行時など混雑したときでも撮影しやすいように、デッキに段差をつけてあり写真ファンには有りがたい。展望台には湿原や湖などの解説パネルを設置しています。

□ マクントー三角点

 サルボ展望台の駐車場より、散策路を登り、分岐点を左に曲がりサルルン展望台までは同じルートになる。更にその先に進むと高さ79.5mのマクントー三角点に着きます。右奥に塘路湖、左手前からサルルン沼、ポン沼、エオルト沼、マクン沼等の湖沼群を見ることのできる景勝地になっています。ここは、SL冬の湿原号の撮影ポイントの1つです。この道をさらに進むと、シラルトロの木道に行き着き、湿原を楽しむこともできます。

□ 二本松展望台

 国道391号線サルボ展望台の手前から左折しクチョロ原野塘路線「道道1060号線」にはいり二本松展望台へと向かう。5分ほど走ると釧路川を越える二本松橋を渡りゆるやかな右カーブ、続いて大きな左カーブを抜けた所に、対向車向けの道路標識「カーブ注意」がある。ここから左折しダートの悪路をしばらく道なりに進むと三叉路に出る。左折して再び道なりに行くとまた三叉路だがここも左折。まもなく急勾配の坂が出てくるが、ここを過ぎてしばらく走ると展望台の駐車場だ。駐車場と言っても何も無いただの広場。今度はここから徒歩で小高い丘に登ると二本松展望台に着く。展望台といっても何もない丘の頂上なのだが、周囲には視界を遮るものが無く360度の眺望を楽しめます。二本松展望台は釧路湿原の北東の端にあり、南へ向かって釧路湿原を貫くような景観が望め、遠くは大楽毛の市街が見え、眼下には蛇行する釧路川、右手にはキラコタン岬、左手には塘路の町並と国道 391号線が走る、違った釧路湿原が見られる。問題はここに来るまでの道順と悪路でしようね。コッタロ湿原とともに二本松展望台にも足を運んでみよう。

□ 釧路湿原

 日本最大の湿原である釧路湿原は、昭和62年、国内28番目の国立公園に指定される。公園の面積は、26.861haで、標茶町はその4割以上が標茶町になる。国立公園内の4分の1は、特に厳しく保護される特別保護地区に指定され、ヨシ、スゲ、ミズゴケ湿原やハンノキ林、蛇行する河川や湖沼群など様々な環境と、タンチョウやイトウ、キタサンショウウオやエゾカオジロトンボといった貴重な野生生物の生息地となっており、許可なく動植物を採取することや傷つけることは禁止されています。濃い緑に覆われる夏とは対照的に、荒涼とした厳冬期の湿原には、湧水で冬も凍らない場所があり、野生動物の命を支え、日本の象徴ともいうべきタンチョウが、この湿原で生き延びることが出来たことは、釧路湿原の自然の豊かさと貴重さを証明するものでしょう。是非その目で確かめてください。

□ 釧路川

 屈斜路湖に水源を持つ釧路川は河口までダムが無く原始のたたずまいを随所に残し、一級河川としては道内でも珍しい川です。弟子屈町から標茶町にかけては殆ど樹林帯の中を蛇行しながら流れ、標茶町内では所々に開けた部分も有り釣りなどを楽しめます。釧路湿原国立公園内では蛇行する釧路川ですが、指定地以外への上陸や焚き火は禁止です。カヌーも厳しい自然の中に身を置く以上、十分な装備とマナーを守って楽しんでください。標茶市街開運橋付近の公園がカヌーポートとして利用可能、ビバークポイントとしても利用できます。

□ 塘路湖

 釧路湿原の東に位置する塘路湖は周囲18km、面積6.2ku、水深7mで釧路湿原最大の湖。湖の周辺には森や湿原が広がり、湖内にはワカサギや鯉などが生息しています。野鳥ではタンチョウやアオサギ、オジロワシなどが見られ豊かな自然が残されています。冬湖が結氷すると「ワカサギ釣り」のカラフルなテントが氷上に並び、塘路湖の風物詩になっています。ワカサギ釣りは慣れれば誰でも簡単に出来ますが防寒対策はしっかりとしていきましょう。釣りを楽しむには遊漁料が必要です。

□ 塘路湖エコミュージアムセンター「あるこっと」

 塘路湖や釧路湿原の情報を提供する塘路湖エコミュージアムセンター「あるこっと」は塘路湖と湿原の自然に親しむための博物館。自然の仕組みや生い立ちを学んだり、塘路湖の美しい映像を楽しめます。塘路湖で自然を楽しむ前に是非立ち寄って見てください。受付は「元村ハウスぱる」まで

□ 元村ハウス「ぱる」(レイクサイド塘路)

 塘路元村ハウスぱるは、国道391号線から塘路湖畔沿に約1キロ入った所にあります。「ぱる」は塘路湖での遊びのステーション的存在で、アウトドアマンには心強い助っ人ですね。手軽な湖でのレンタルカヌーなどや本格的な湿原の川下りツアーをを楽しむこともできます。希望によっては、釧路川をカヌーで下ることができます。基本的なカヌー技術は必要ですが・・

□ シラルトロ湖

 シラルトロ湖は周囲7.5km、最大深度は2.3mで海跡湖といわれ、周囲は自然が残され野鳥の多いところです。冷泉橋付近は、真冬も結氷しないところがあり、白鳥やオオワシなどの水鳥が集まっています。また冷泉橋の駐車場から見る夕陽にも定評があります。湖畔にはホテルやペンション、キャンプ場もあり、湿原観光やアウトドアの基地にもなっている。冬には塘路湖とならびワカサギ釣りのポイントとしても人気がある。

□ 茅沼展望塔 蝶(チョウ)の森

 茅沼展望塔は、国道391号線から道々シラルトロ湖畔線に入り、約2.5km行くと憩の家かや沼がある。サイクリングロードを走ると茅沼展望塔がありシラルトロ湖を身近にコッタロ湿原を遠くに望むことができます。蝶の森は、憩いの家「茅沼」のサイクリングロードから。蝶の森には蝶の出現時期や冬の越し方、蝶が食べる草木などを写真入りで解説している解説板が設置してありますので、蝶について詳しく無くとも楽しめますね。


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