士別市を巡る旅 羊と雲の丘と九十九山


□ 士別市

 北海道最後の屯田兵によって開かれた町で、天塩川と剣淵川の合流点付近に位置する。天塩川と剣淵川沿いの平野部には水田が広がり、丘陵部には畑作や牧場が広がる農業が基幹産業の町。また農業の集散地として発展して町でもあり、多数のレンガ造りの農業倉庫が士別駅付近にあり、士別の歴史を感じる景観です。平成17年に士別市と朝日町が合併しています。

□ 士別市立博物館

 士別市の開基80周年を記念し昭和56年にオープンの博物館です。古代の石器や土器類の展示のほか、天塩川の自然やアイヌの世界の他、北国の厳しい自然のなかで未開の大地を切り開いてきた先人の足跡がわかる士別の歴史が展示されている。平成元年には大正時代の建築物であった『士別公会堂』を隣接地に復元し、館内には士別出身の芸術家作品や北方民族の生活資料などを展示。敷地内には復元された屯田兵屋がある。◆士別市西士別町2554 TEL: 01652-2-3320

□ 屯田兵屋 有形文化財

 明治32年の海道最後の屯田入植により士別の開拓が始まりました。屯田兵屋は昭和44年に九十九山の士別神社境内に復元され、その後博物館横の現在地したが老朽化による痛みが多くなり、平成19年に本格的な改修工事が行われているが、当時からの材料をできるだけ使って行われている。内部には当時のタンスや戸棚、官給品の自在鉤や鉄瓶、農機具などの展示がされている。この建物で良く酷寒の地を凌げたものだ。冬期間は閉鎖です。◆士別市西士別町

□ つくも水郷公園

 天塩川の旧河川を中心に広がる広い水郷公園池で士別市民の憩いの場になっています。園内にはテニスコート、野球場、サッカー場、アスレチックの他、ボート乗り場や日本庭園を模した広場と全18ホールあるパークゴルフ場、無料のキャンプ場が整備された都市公園です。敷地内につくも青少年の家と「サイクリング・ターミナル」があり野外活動や研修などにも使用されている。SLファンには嬉しい『D51 397』が静態保存されている。地域の方に大切にされてきたので外観は年数を経た割には綺麗です。◆士別市東7条北9丁目。

□ 九十九山

 士別市内のほぼ中央に位置する小高い丘陵地を九十九山といい、1.000本以上のエゾヤマサクラやエゾカスミサクラ、チシマサクラが咲く名所で、5月中旬には士別桜祭りが開催されている。桜は特に士別神社境内に多いが九十九山全体にさいています。九十九山には士別神社の他に聖徳神社がある。海道最後の屯田兵移住地として100戸が入植、うち1戸が火災に遭い、残り99戸で開拓がはじめられたが「九十九山」の由来という。◆士別市九十九山

□ 不動尊の霊水

 水源は境内に6メートル余りの小さな滝となっていたがいつの間にかホースに流れが集められていた。水質は良質なミネラルウオーターで引用水にも適しているという。境内に有るためか別名不動滝ともいう。近郊では人気の名水で水をくむ人が絶えない。休日や祭日などは行列になっていることが多いので避けた方がいいかも。羊と雲の丘に行く途中にあります。
◆士別市南士別町 士別不動院 TEL: 0165-23-2364

□ 羊と雲の丘 めん羊牧場

 市西部の小高い丘にめん羊が放牧され、市内が一望できるレストランもある。総面積は東京ドーム8個分の37haと広い牧場には約約100頭の羊が放牧されている。丘の頂上からは士別市街を一望でき、晴れた日には大雪山系を眺望できる。牧場では『シープドッグショー』や『毛刈りショー』等も行われるが春先に多い。暑い夏は羊が避暑先に避難して牧場にいないことも。周辺には何カ所か見晴の良い所があります。

□ 羊飼いの家

 羊が放牧されている丘の上にある二階建ての建物です。1階は士別の名産品や羊毛の加工品、ジンギスカンなどが販売している売店があり、2階は広大な田園風景や大雪山系を眺めながら食事の楽しめるレストランとなっている。名物は「ジンカン丼」など、隣接してバーベキューハウスがあります。
◆士別市西士別町学田 TEL: 0165-22-2991

□ 世界の羊館

 羊毛を採るための羊は北海道では比較的昔から飼育されていたので珍しくは無いが顔の黒いサフォーク主などは国内では食肉用として飼われるようになってからなので歴史は浅い。ここにはイギリス、オランダ、オーストラリアなど9ヶ国のから集められためん羊が30種類、日本ではここだけでしか見ることのできない珍しい14種類のめん羊もいます。羊とのふれあいが楽しめますが中には頭突きが得意なのがいるかも。体験メニューもあり。◆士別市西士別町学田 TEL: 0165-23-1582

□ 祖神の松 天然記念物

 推定樹齢約1.100年とされているイチイ(オンコ)で 幹の直径は約2.4m、樹高は約21m、周囲7.5mで、平成2年に環境庁が実施した日本の巨樹、巨木の調査によるとイチイでは全国第2位、全道第1位ととう。名前通りにイチイの巨木ですが、腐朽が進み欠損も有るがそれが風格となっている。古くから林業関係者の間で『山の守り神』とされてきた。士別市文化財に指定されています。◆士別市西士別町学田 道有林内

□ かわにしの丘

 士別剣淵ICの東側に広がっている丘陵地帯。プチ美瑛と云う方もいるがよく見るとその違いは直ぐわかる。高い山が遠景にないので景色に広がりが有ること、谷が浅いので美瑛のように電柱が隠れずに見えてしまうこと。それでもホルンの丘や川西スカイラインと呼ばれている所にはカメラマン泣かせの電柱は殆どない。綺麗な丘陵の続く士別を代表する農村景観です。でも一番の違いは野暮な観光バスがいないことかも。

□ 松浦武四郎宿営地 リイチャニ

 安政5年(旧暦6月19日)にこの地(リイチャニ)に上陸しニシハコロの家を見るも誰も住んでいず家は屋根も腐り中にもイタドリが生い茂っていた。その傍で宿営するも蚊が多く夜になってから家の中に入って火を燃して宿営するが、明け方の滝のような雨で、すすだらけの雨水でずぶ濡れになったという。国道239号を走り、JR宗谷線の陸橋を渡って1本目の交差点を右折。道道976号(西風連士別線)を北上して下北大橋手前の交差点を左折。さらに右、左と曲がって剣淵川堤防に上がると看板が見える◆士別市北町(宿営地・木碑)


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