富良野市を巡る 富良野原始ヶ原湿原と滝巡り


 富良野岳の麓の原始ケ原には一周できるコースがある。登山口はニニウの森広場。入山届けの箱の中にコースガイドのプリントが入っていた。初めて行かれる方は参考にされると良いだろう。コースには滝コースがありこれを利用して滝巡りをできる。滝コースというが沢登りではない。コースは比較的整備されているが小さなアップダウンが多く季節を間違うと大変だ。時間も林間コースに比べると3倍近くかかる。登山ロの直ぐ先の分岐を右に入り、布部川のぞいに川岸の岩を伝い歩いたり、高巻き丸木橋渡りなどの連続でスリリングな所も有るが訪れる人も多いようで、意外と案内標識が整備されている。登山口から5分程で最初の『銀河の滝』続いて『不動の滝』が現れる。滝の登山道は対岸にわたり15分程で対岸の支流から苔むした岩壁を流れ落ちる『無名の滝』が二つと『錦糸の滝』さらに10分程で函状の中を二段になって流れ落ちる迫力ある『二段の滝』に続く。函状になっているところにはワイヤーやロープが固定されていて、それに掴まりながら通過、さらに20分程で支流から垂直に落ちる『蒼天の滝』ここから先は所々道がはっきりしないところがあるので目印の赤いテープに沿って進むこと。再び丸木橋を渡り左岸を進むと苔むした小さな滝、続いて二股になっている原始ケ原への分岐に到着さらに上流へと進むと行き止まりの断崖を垂直に落ちる『赤岩の滝』にぶつかる、文字通り岩が赤い壮観な滝だ。

 少し戻って原始が原に向かう沢に沿って進むと最後の滝『昇竜の滝』だ。『看板は勝龍の滝となっているが』滝コースの中では最大の落差を誇り、下るときは細心の注意を要する。滝の右岸にある急斜面をロープを頼りに登り切ると、平坦な樹林帯の中の道となり、5分程で一面湿原植物とアカエゾマツだけの高層湿原、原始ケ原が広がっている。踏み後はまもなく五反沼コースに合流する。雨などの後はぬかるみが多く防水性の高い靴が必要だ。目の前に前富良野岳と奥の方に続く富良野岳の山容がどことなく優しい印象。踏み跡を辿って行くと松浦武四郎通過の地と書かれた新しい標識が立っている。探検家松浦武四郎の足跡がこんな所まで延びていたことに驚く。やがて、富良野岳と原始ケ原コースの分岐を通過すると、まもなく原始ケ原を抜け、樹林帯の急斜面を下り沢に降りる。徒渉地点の下が最後の滝『広原の滝』だ。その下にも小さな無名の滝が二つ、続いて本谷全体が大きな三段ほどの滝になって落ちているようだが樹木に隠れてその姿をとらえられず。後は左岸の作業道と思われる快適な道を、布部川の深い谷をはるか眼下に眺めながら下るだけであるである。下る途中に道端に伏流水がぽっかりとあいた穴の中に顔を見せる通称『天使の泉』だ。飲んで安全な水は天使の泉だけ。ここで一息いれて登山口まで。五反沼はコースが途中で消えてしまう。地形図とコンパス、GPSがあると良い。


□ 原始 銀河の滝

 登山口から5分程で最初の『銀河の滝』に出会う。滝は小振りだが水量が多いのでそれなりに迫力は有るが、名瀑と言うには程遠い感じがする。林間コースを歩いていくと滝は見られないので、この滝を見るのなら最初から滝コースです。

高さと幅 幅約5M 落差3Mくらいの豪爆
滝の特徴 最下流の滝で水量が多い。ここまで5分ほど
□ 無名の滝

 不動の滝を過ぎて登山道は対岸にわたり15分程歩くと対岸の苔むした岩壁を流れ落ちる二つの『無名滝』が姿を現す。名前ことないが深山幽谷にかかる滝の雰囲気は捨てがたい。この無名滝を過ぎるとすぐ錦糸の滝がみえてくる。写真は無名の滝のひとつですが同じような滝が並んでかかっています。渓相は好いのだがこの辺は川原があまり有りません。

高さと幅 2列に並んで落ちる落差20Mほどの滝
滝の特徴 不動の滝から10分位の所に3滝並んでかかる
□ 二段の滝 下段

 錦糸の滝からさらに10分程で函状の中を二段になって流れ落ちる迫力ある二段の滝に続く。水量が少ないときは滝の下まで行くことが出来るが多いときはそれも不可能です。本流にかかるだけあり迫力は十分。条件が合えば虹も見られる。

高さと幅 幅4M落差8Mくらいの滝
滝の特徴 とにかく激流で側によりすぎると危険
□ 二段の滝 上段

 函状になっているところにはワイヤーやロープが固定されていて、それに掴まりながら通過すると、下段の滝上部に抜けるが、上段の滝では虹は見ないが上から下段の滝を見たときに現れることが多い。上段の瀑布はそれほど豪快さを感じないが下段は豪快で、滝に近づきすぎるのは危険です。

高さと幅 幅3M落差5Mくらいか 激流が一気に落ちる
滝の特徴 天気が良ければ滝壺に虹が架かることがある
□ 原始 赤岩の滝

 『蒼天の滝』から先は所々道がはっきりしない所が有るので目印の赤いテープに沿って進むこと。続いて二股になっている原始ケ原への分岐に到着しますが、そのままさらに上流へと進むと行き止まりの断崖を垂直に落ちる赤岩の滝にぶつかります。垂直の岩も河床も岩は赤く、名前通りの壮観な滝がかかっています。まさに布部川源流の秘瀑ですね。

高さと幅 幅25M落差30Mくらい。本流最奥の滝
滝の特徴 ここまで来た苦労が報われる見応え十分の滝だ
□ 原始 不動の滝

 登山口から林間コースを進んでいくと20分程で不動の滝入りくちに付きます。林間コースになっている作業林道と布部川が接している唯一の場所で割と観光気分でもいける滝ですね。この滝から本格的な滝コースのはじまりと言って良い。

高さと幅 幅、落差ともに4Mくらいの豪爆
滝の特徴 滝の標識版あり。水量が多く爆音が凄まじい
□ 原始 錦糸の滝

 無名の滝を過ぎると苔むした岩壁から白糸をひくようにしたたり落ちる水飛沫がが光を浴びて輝く『錦糸の滝』がみえてきます。水量は少ないが繊細な風情は渓谷の風景と見事なまでにマッチしている。この辺は渓相も非常に美しい所ですが魚影が全くないのが寂しい限りですね。各地に錦糸という名の滝があるので『原始 錦糸の滝』と言うこともあります。

高さと幅 落差30M位細身の滝。逆光で見るときれい
滝の特徴 3滝並んでかかる滝の一番奥側にかかる滝
□ 蒼天の滝

 二段の滝の難所を越え20分進むとる対岸から垂直に落ちる二段の滝に出会う。『蒼天の滝』だ。豪快かつ繊細さを併せ持った名前通りの雰囲気です。滝の前は川原が開けているので休憩するならここでしましよう。先はまだ長い・・

高さと幅 幅6M落差35Mくらいの段爆 水量も多い
滝の特徴 支流から本流に落ちる豪快にして繊細な滝
□ 昇竜の滝

 布部川最奥の『赤岩の滝』少し手前から原始が原に向かう沢に沿って進むと滝コース最後の滝『昇竜の滝だ『看板は勝龍の滝となっているが』滝コースの中では最大の落差を誇る。下るときは細心の注意を要する。滝の右岸にある急斜面をロープを頼りに登り切ると、平坦な樹林帯の中の道となる。

高さと幅 標識は勝竜の滝になっている 落差40Mくらい
滝の特徴 二筋に分かれて落ちる様はまさに豪快
□ 広原の滝

 富良野岳と原始ケ原コースの分岐を通過すると、まもなく原始ケ原を抜け、樹林帯の急斜面を下り沢に降りる。徒渉地点の下が最後の滝広原の滝だ。その下にも小さな無名の滝が二つ、続いて本谷全体が大きな三段ほどの滝になっている。広原の滝は滝コースではなく富良野岳登山道の林間コースになります。滝までの登山道も林道歩きが殆どのコースです。

高さと幅 幅8M落差20Mくらいか
滝の特徴 林間コース唯一の滝。下流にも滝があるが

芦別岳ユーフレ沢の滝を見る


 滝へのアプローチは芦別岳旧登山道を利用となる。登山口は富良野市山部駅から西に向かい山部自然公園『太陽の里』がありキャンプ場も整備され富良野市市営の『ふれあいの家』という宿泊施設がありその脇を過ぎるとすぐに登山届けのボックスがる。そこから林道を進み閉鎖地点に数台の駐車スペースあり。ここからはユーフレ川の右岸に沿って登り下りを繰り返しすすむと通行禁止と表示されている所に着くが閉鎖はされていないので滝までは行くことが出来る。通行止めの標識のあるところからは激しいアップダウンでかなりハードな行程になりかつ転落などの危険を伴うので細心の注意が必要だ。一部登山道が崩壊している為、渓水が少なければ遡行の方が安全性は高いと思われる。登山をされるなら旧道コースとユーフレ沢を登る沢コースはユーフレ小屋に一泊して早立ちすると楽だろう。残雪期の沢登りでは最低アイゼンとピッケルは用意しよう。

 登山口から約35分ほどで支流の沢を渉るが沢の奥には3段ほどの滝が架かっているが夏は水涸れする。続いて夫婦沢を渉るとすぐ三段の滝に出る、支流の滝は夏は水量が少なく見劣りするが水量が多いときは見応えがありそう。登山道はユーフレ川に沿って更に進み三段の滝に出るが滝の上下にも滝が連続した所に出る。此処には滝の看板が有り上には鉄のはしごで繋がっている。ここを過ぎると道は芦別岳行きとユーフレ小屋とユーフレ本谷、覚太郎コースに行く道に分かれる。ここからはユーフレ小屋まで300メートルくらいの距離だ。三段の滝の上に連続して架かるのが白竜の滝か。高さは15メートル前後の2条の滝、左側は垂直に落下する繊細な滝で右は岩を噛む豪快な滝になっている。これから先は白幽の滝といわれる函付近までは滝もなく水量次第では滝自体が無くなることもある。帰路はふれあいの家で食事など、ここの豚丼はなかなのものだったが。


□ 無名の滝1

 夫婦沢出合い付近の本流には大きな滝はないが小さな滝は結構多い。ただこの辺から先の遡行は大変で登山道と組み合わせながら進まれると良い。大岩に沿うように流れ下る滝は雰囲気も良い。ユーフレ沢の滝は岩の色も綺麗な印象だ。途中で魚影を探してみたが確認できませんでした。渓流魚が潜む気配も無しと言うことで釣りは無理なようです。

河 川 名 富良野市山部 空知川支流ユーフレ川本流
高さと幅 幅5M落差7Mくらいの段爆 水量も多い
滝の特徴 本流にかかる繊細な滝だ 無名の滝2に続く
□ 無名の滝3

 夫婦沢の出合いに有る支流にかかる滝は夏は水量が少なく見劣りするが水量が多いときは見応えがありそう。ただ登山道が一部崩壊しているため、水量が多いときに此処まで来ることはかなり難しく、危険を冒してまで行く程の滝ではない。

河 川 名 富良野市山部 空知川支流ユーフレ川夫婦沢
高さと幅 幅2M落差25Mくらいの段爆他 水量は少ない
滝の特徴 ユーフレ川支流夫婦沢手前と夫婦沢とに有る
□ 白竜の滝

 三段の滝の上に連続して架かるのが白竜の滝か。高さは15メートル前後の2条の滝、左側は垂直に落下する繊細な滝で右は岩を噛む豪快な滝になっている。滝ま前は小山のような岩峰になつていて最高の滝の展望台になつている。

河 川 名 富良野市山部 空知川支流ユーフレ川本流
高さと幅 幅10M落差20Mくらいの段爆 水量も多い
滝の特徴 本流にかかる二筋の滝、豪快にして繊細
□ 無名の滝2

 本流最初の滝を過ぎると続いて小さな二段の滝が有る。この直ぐ上に三段の滝が有るのであまり目立たないのだろう。岩が磨かれていることもあり滝には風情があります。遡行は困難で登山道から時々入り込む形での滝見のスタイルの方が楽でしよう。焦らずに安全優先で滝見を楽しんでいきましょう。何か起きてからでは大変ですからね。

河 川 名 富良野市山部 空知川支流ユーフレ川本流
高さと幅 三段の滝の下に続く 落差10Mくらい
滝の特徴 豪快に落ちる 水量は本流だけあって多い
□ 三段の滝

 登山道はユーフレ川に沿って進とね滝の看板がある『三段の滝』横に出る。休憩には良い所だ。上下にも滝が連続しているが全ては見えない。此処にある鉄製の梯子を登ると道はまもなくと芦別岳行きとユーフレ小屋行きとに分かれる。

河 川 名 富良野市山部 空知川支流ユーフレ川本流
高さと幅 滝の標識から鉄製のはしごが 落差15Mくらい
滝の特徴 豪快に落ちる様はまさに清涼感満点
□ 白幽の滝

 白竜の滝を過ぎると登山道は旧芦別岳登山道とユーフレ本谷、覚太郎コースに行く道に分かれる。ユーフレ小屋まで300メートルくらいの距離だ。白竜の滝から先には白幽の滝といわれる函付近までは滝はない。登山でも此の函を通過した記録は無く滝見はおろかベテランクライマーも避けて通る様な場所なので未だにその姿がはっきりしない幻の滝という訳です。

河 川 名 富良野市山部 空知川支流ユーフレ川本流
高さと幅 本流の函の奥にある滝で詳細は不明
滝の特徴 函は通過は難しくベテランでも避けて通るとか

丸木橋

無名の滝

不動の滝

赤岩の滝

ツバメオモト

天使の泉


二段の滝 蒼天の滝 昇竜の滝 昇竜の滝 三段の滝 無名の滝 白竜の滝 予備

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